7章・「載」

 本書第1章天地の始まりより第六章の「六」陰極に至るまでに、神噐[寶]に

秘められた驚異的神秘、そして今日まで誰一人推論を果たし得なかった歴史の闇

に無謀にも踏み込み歴史の大筋、大本は、ほぼ推論いたしました。

 それでも、この漢文化圏をあまねく照らす“太極”[寶]の光は、無限の大宇

宙です。

 この第七章で、唐代より更に太古に溯り、そして20世紀の現代に一気にタイム

スリップし中国文化の分水嶺、歴史のターニング・ポイントに星座する[寶]の座

標を観測する事とします。

 即ち、この第7章で中国5000年の文化の黄金期、その金字塔に位置する太極

「寶」と本書「大和」航行の座標を測定し、乗船の皆様に、帰還に向けての現在地を、

お知らせしたいと思います。

 尚、第7章に輝く「七耀」は日月五星とあります。よって第7章の各爻を、惑星「火」

辰星「水」歳星「木」太白星「金」鎮星「土」の☆5爻を配当し、本書[寶]の完成を目指す。