第六章・「載」
第六章“陰極”幽玄の章です。
この六章は九爻に渦巻き、陰極と陽極が相生相剋し、印文、中央・中天「老」
に天隠された歴史の「玄」ブラックホールの章です。
即ち、混沌たる空白、陰極に閉ざされた唐代史のブラックホール、その史実を観
る章です。
したがって、この章「9項」全体の符号を[寶]の印文・「月」「界」「日」
「界」「太」「上」「老」「君」「勅」の各爻目を配し、御支持を賜わる諸先生方の
名誉のためにも、読後は再び歴史の闇に封じ、後世の史家にさらなる考証を委ねる事
とします。よって、九項を全体を爻に数え入れない幽玄の爻といたします。