青木 保 殿
『訴状』
日本文化の発展に身命を挺し、多忙を極める青木長官に再び御注進申し上げます。
本年5月30日、漢文化の歴史を覆す中国4000年の至宝、神噐・太極「寶」発見を
御注進申し上げてから5ケ月が経過致しました。
長官には、「日本道教学会」「日本中国学会」「東方学会」に、礼を尽くし、十分なる期間
を設け、最終内容証明書をもって「寶」の歴史的史実を確認してきた事は、お知らせした
通りで御座います。
同封「東洋陶磁学会」は日本における陶磁器部門の最高学会で、その伊藤委員長に「常
任委員会で対応を検討する」旨の指揮を執って戴きましたが、結果は同封の通りで御座い
ます。
長官に書状を差し上げてお待ちする間、「東洋陶磁学会」の応答に月日を消耗致しており
ました。
私として陶磁器か否かは、公的機関2ケ所、日本を代表する諸先生方に念に念を押して、
その是非は終えておりましたが、敢えて「東洋陶磁学会」の門を叩いたのであります。
同封の書状にある通り、委員長が陶磁学会と公立美術館長二つの公的立場と一線を画し
て、「寶」を拝見戴き、ギリギリの対応を執って戴きました。
紙面の関係で割愛いたしますが、館長の陶磁器部門からの歴史的、美術史的2問の質問
に対し、確たる資料をもって明快にお答えいたしました。
いずれHPにて同封書状以後の仔細は発表する所存ですが、現時点それ以上のことは、
真摯なる対応を戴いた伊藤委員長のお立場もあり差し控えさせて戴きます。
神噐・太極「寶」は中国4000年の至宝で、漢文化の広範かつ深遠な学問分野に跨る
叡智の結晶であるため、各学会の狭義の学問領域から是非を論ずることは殆んど不可能な
のであります。
同封書状で伊藤常任委員長も述べておられます通り、陶磁器研究者の研究領域はおのず
と限定され、道教や易、漢数術となると殆んど領域外であります。
対して、歴史の研究者は、陶磁器部門は学究外であります。
同封のノーベル医学賞のアレキシス・カレル博士の一節をご覧願います。
カレルの言葉は、漢文化の叡智の集積体である神噐・太極「寶」に当て嵌まります。
この世界遺産とも云うべき未曾有の太極「寶」には、統合した機関での総合的検証が求
められます。
私は長官に差し上げました「訴状」で、日本は「政治」「経済」に加え「文化」の“危機
管理”も体を成しておらないと御注進申し上げました。
近年「政治」においては、年金の社保庁、事故米の農水省・北朝鮮ミサイルの太平洋着
弾・イージス艦機密漏洩の防衛省。
「経済」は私が長官に「訴状」の中で警鐘を鳴らしていた通り、株価の大暴落が実体経済
に深刻な影を落とし、まさに日本は危機的様相であります。
そして「文化」は、漢文化の歴史を根底から塗り替える世紀の発見を、日本の各学会は
勿論、各界各層に足掛け9年間訴えて参りましたが 体制の不備で未だ闇の底であります。
「政治」「経済」「文化」の惨状の根源は危機意識の欠落、学問と覚悟の劣化、国体の不
備であります。
神噐・太極「寶」は、この様な日本の国体を正さんと平成の御世に降臨したと受け止め
ております。
5月30日長官に御届け致しました訴状に「文化庁審議委員会」「日本学術会議」「NH
K」等々に「寶」の審議を諮る様お願い申し上げました。
「日本道教学会」「日本中国学会」「東方学会」「東洋陶磁学会」同様、お願い申し上げま
したそれらの機関からも現在の所、一通の書状も届いておりません。
市井の者が果てしない道を歩んで参りました。
この世界遺産とも云うべき世紀の「寶」発見を、これ以上日本のどの学会、どの機関に
お訴えしたらよいのでしょうか?!
既に「寶」はインターネットにて、日本はおろか世界に発信しております。
中国4000年の至宝であり、漢文化圏の叡智の結晶「寶」が、中国・台湾、韓国また
香港を統治していたイギリス等々でなく、我が日本で発見確認されることは、後世文化的
にも政治的にも計り知れない意義を持つものと考えております。
「寶」と遭遇し、準備期間と解明に約9年、天地に叫んで約9年、日中を代表する真の
先生方の賛同を背に、あらゆる機関を踏破し、確認に確認を重ね、段階を踏んで今日まで
歩んで来た所存です。
以上、今一度、青木長官に身命を挺して、御注進申し上げる次第であります。
身の程も弁えぬ仕儀と妄言は、世界遺産とも云うべき世紀の「寶」発見に鑑み、平に平
に御容赦願います。
向寒の折、長官におかれましては、一入のご自愛切にお祈り申しております。
敬白
平成20年11月11日
<同封>
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