第九章(六) 『その後の軌跡』
平成12年9月15日が最終仮本の自費出版でした
刊行の日付は、陰陽の「一」と「二」そして皇帝の数位「一」「五」「九」に合わせる
ため、振り返る余裕もありませんでした
その頃、バブルは完全に弾け、家業の不動産業界は氷河期と言われる程の惨状でした
経済封鎖に曝され、四面楚歌の状況でした
約40年の全てを断ち切った。
漢文化のパンドラの箱、登龍の門の扉を開けた
定め川、宿命であろう・・・・・・・。
そして約9年の混沌を脱し、家業再建に決然と立ち上がった
「寶」の後も不眠不休の戦いを強いられた
過去20年間の睡眠時間は、平均4時間を確実に切る歳月でした。
お隣の牛乳店の社長と配達員、そして新聞配達の人が、10年近いその一部を垣間見ている
そのためご厚情を賜った諸先生方にも、状況報告する余裕は殆どありませんでした
家業三陽のホームページ、そして「寶」、「主・承禎」3本を立ち上げる
そして一昨年よりHPにて「寶」発見を世界に発信する
現在も一進一退の状況に変わりはないが、それでも死地を脱したと、感じたのが昨年の春頃でした。
息つく間も無い、あっと言う間の20年間でした
末尾に家業以外の2本のアドレスを記しておきますので、ご覧いただければ、平成承禎の20年の軌跡全てがお分かり戴ける筈です
古い知人の敦賀氏が数年ぶりに訪ねてきて改定「寶」本を書くことを私に勧めた
それが、先月の中頃でありました。
意を決し、打ち込み始めたのが、先月20日からです。
今日、3月15日で、打ち込み完了です
要した日数は23日間です。
原稿には全て日付が付されてあります
全速力で書き終えました。
初版本の日々を考えれば、その半分にも満たない密度です
それでも、一般の方々には想像つかない23日間であろう
このあと添削、挿絵、その他をチックして一両日中にHPに一挙入力するでしょう。
そして最終、世に問う戦いを再開する予定です
この「九章」は最終「六」項(爻)とさせて戴きました
易で「九」は陽極「六」陰極、太極は陰陽出会う混沌のところです
かろうじて「寶」の体裁を取り繕いました
アインシュタイン博士の有名な言葉「神はサイコロを振らない」
正に実感であります
1300年の時空の向こうで玄宗皇帝が放った『勅令』の矢文、間違いなく受け取った筈です
多くの人の支えがあった
あとは、天命に委ねるだけであります
平成19年3月15日