第四章(一)   『印材』

 

印面奇跡の九文字を考案した司馬承禎の名を拝命した承禎です。

またこれまでの歴史の定説を全て覆す世紀の「寶」発見であります

全ての疑問に、完璧に答えてゆかねばなりません

一分野でも歴史的に整合しなかったり矛盾があっては私の約16年の歳月が水泡に帰すこと

になります

あらゆる疑問に念を入れて答えておかねばなりません

中国皇帝の玉璽「寶」がなぜ史上初めて陶器されたのかは、既に五行思想の所で大元はご

説明いたしました

これから陶磁器の部門に突入いたします

そのため今一度確認いたしておきます

陶磁器の用語にある

「甄陶」は聖王が天下を治めること

「陶治」は善政を施し、民を和する事です

重ねて易数位「一」「五」「九」数位は天子皇帝の数位です。

玄宗皇帝は、道教の始祖、有徳の帝王「黄帝」の再来ならんと欲し、「寶」の紐に言葉を話

す神獣、獅子「白澤」鎮座させました

そして道教に流れる五行思想の五材「木火土金水」を陶治(統治・制御)して,天下万民

に慕われる、有徳の皇帝の証しとして「寶」の素材を史上初めて陶磁器と決定しました

平成1931