第三章(十)『二人の詩聖』

 

「杜甫」

杜甫は唐代歴史の証人であった

私は「寶」解明の混沌の中で、彷徨っていた時、「寶」安置の、神宮の壮観を誰かが詩に詠

んでいないかとフト思い、漢詩の世界の捜索を即刻開始したのです

実は杜甫は有名であるが、私は何時の時代の人か知らなかった

お恥ずかしい話、その程度であった

私は唐代だけでなく、時代を下げた漢詩も含めて一つ一つ丹念に潰していった

あった!!!!!!!!

重複もありますが順番に紹介しよう

             

神器「寶」安置の玄元皇帝廟です



神器が奪われたのです。




玄元皇帝廟が廃墟となったのです。

   

終戦の歳に生まれた私は、何となくこの詩が心に沁みて、時々口ずさんだ詩でありました。

  

「李白」

李白は司馬承禎と親交がありました

この詩の「老君廟」は、「玄元皇帝廟」とは限りませんが、二人の詩聖が詠うほど老君廟は有名

だったのです

                                    平成19年3月7日