殿
『訴状』
日本文化全般に、日夜心を配り、多忙を極める雲上の貴台各位に北陸の地より再び御注
進申し上げます。
本年4月初旬、漢文化の歴史を覆す中国4000年の至宝、神噐・太極「寶」発見を御
注進申し上げてから既に7ケ月が経ちました。
お伝え致しましたのは「文化庁審議委員会」「日本学術会議」「NHK」「同・経営委員会」
の各会長並びに、各位様で御座います。
各位には、会員数約3000名と勘案される「日本道教学会」「日本中国学会」「東方学
会」に、礼を尽くし、十分なる期間を設け、最終内容証明書をもって「寶」の存在の史実
を確認してきた事は、お知らせした通りで御座います。
同封「東洋陶磁学会」は日本における陶磁器部門の最高学会です。
伊藤委員長に「常任委員会で対応を検討する」旨の指揮を執って戴きましたが、結果は
返書の通りで御座います。
各位に書状を差し上げてから、同封書状日付の通り「東洋陶磁学会」に、約7ケ月を費
やしておりました。
私として陶磁器か否かは、公的機関2ケ所、日本を代表する専門家の方々に念に念を押
して、その是非は終えておりましたが、敢えて「東洋陶磁学会」の門を叩いたのでありま
す。
同封の最終書状にある通り、委員長が陶磁学会と公立美術館長二つの公的立場と一線を
画して、「寶」を拝見戴き、ギリギリの対応を執っていただきました。
紙面の関係で割愛いたしますが、館長の陶磁器部門からの歴史的、美術史的2問の質問
に対し、確たる資料をもって明確にお答えいたしました。
いずれHPにて同封書状以後の仔細は発表する所存ですが、現時点それ以上のことは、
真摯なる対応を戴いた伊藤委員長のお立場もあり控えさして戴きます。
神噐・太極「寶」は中国4000年の至宝で、漢文化の広範かつ深遠な学問分野に跨る
叡智の結晶であるため、各学会の一定範囲の学問領域から是非を論ずることは殆んど不可
能なのであります。
同封書状で伊藤常任委員長も述べておられます通り、陶磁器研究者の研究領域はおのず
と限定され、道教や易、漢数術となると殆んど領域外であります。
対して、歴史の研究者は、陶磁器部門は基本的に専門外であります。
同封のノーベル医学賞のアレキシス・カレル博士の言葉は、まさに太極「寶」に当て嵌
まります。
私は本年5月30日(5ケ月経過)同封の文化庁長官に差し上げました「訴状」で、日
本は「政治」「経済」に加え「文化」の“危機管理”も体を成しておらないと御注進申し上
げました。
近年「政治」においては、年金の社保庁、事故米の農水省・北朝鮮ミサイルの太平洋着
弾・イージス艦機密漏洩の防衛省。
「経済」は私が長官に警鐘を鳴らしていた通り、株価の大暴落が実体経済に深刻な影を落
とし、まさに日本は危機的様相であります。
そして「文化」は、漢文化の歴史を根底から塗り替える世紀の発見が、体制の不備で未
だ闇の底であります。
「政治」「経済」「文化」の惨状の根源は危機意識の欠落、学問と覚悟の劣化、国体の不
備であります。
神噐・太極「寶」は、この様な日本の国体を正さんと平成の御世に降臨したと受け止め
ております。
果てしない道を歩んで参りました。
この世界遺産とも云うべき世紀の「寶」発見を、日本のどの学会、どの機関にお訴えし
たらよいのでしょうか?!
既に「寶」はインターネットにて、日本はおろか世界に発信しております。
中国4000年の至宝であり、漢文化圏の叡智の結晶「寶」が、中国・台湾、韓国また
香港を統治していたイギリス等々でなく、我が日本で発見確認されることは、後世文化的
にも政治的にも計り知れない意義を持つものと考えております。
「寶」と遭遇し、準備期間と解明に約9年、天地に叫んで約9年、あらゆる機関を踏破
し段階を踏んで、今日まで歩んで来た所存です。
以上、今一度、身命を賭して、御注進申し上げる次第であります。
勿論、再度文化庁長官にも追って、御注進申し上げる所存です
身の程も弁えぬ仕儀と妄言は、世界遺産とも云うべき世紀の「寶」発見に鑑み、平に平
にお許を願う次第てす。
向寒の折、貴台各位におかれましては、一入のご自愛切にお祈り申しております。
敬白
平成20年11月9日
★文化庁長官訴状
★ 東洋陶磁学会@ABC
★ アレキシスカレル
日本学術会議 | |||