文化庁近藤誠一長官殿

「訴状」

冠省

身の程も弁えず、長官に「訴状」を直接

差し出す事、平に平にお許し願います。

前任の青木保長官に3度、玉井日出夫長

官に
2度「訴状」をお届け致しましたが、

返書
を戴けませんでした。

同封青木長官に差し出した、最終「訴状」

をお目通しいただければ、委細お分かりいた

だけると存じます。

玉井長官への「訴状」内容も概ね同様で御

座います。

文化庁長官
近藤 誠一 殿
平成22年11月1日

また同封、斉藤主任調査官に宛てた最終書状で、全体の状況がお分かり戴けると存じま

す。

中国4000年の至宝、神噐・太極「寶」解明・発掘に約8年、そして日本中の個々の

諸先生、博物館館長そして3000名は参集すると勘案する日本の5学会に訴えて約1

0年を費やしました。

今日まで誰一人として正面から異論反論を唱えた先生、また学会は有りません。

各位、完全沈黙か背走です。

神噐・太極「寶」解明発掘により、唐代史・道教史・陶磁史・印章史・皇帝文化・中国

民俗学・篆刻学・漢字学・中国思想史・渡来文化・漢詩・その他抜本的書き直し、

正・加筆に迫られる未曾有の事態であります。

これまで同封の故草柳大蔵・故吉野裕子博士・故上杉千郷皇學館理事長・藤井善三郎館

長その他超一流の先生方より私の解明した「寶」の史実を支持戴いてります。

しかも、同封の返書の通り中国政府が動き故宮博物院から公式鑑定書(写真鑑定)

当方に届けられております。

内容は、日本国内の公的機関二箇所5人に判定戴いた陶磁器と真っ向反対の自然石で、

しかも時代は清朝との笑止な結果であります。

中国から文系で初めて公費で来日した王敏女史が驚愕し、中国政府が動いた歴史的重大

事に、日本の文化庁が何一つ動かない!機能不全、真昼の蜃気楼です。

無位無官の拙者を黙殺するのは致し方ないとしても、「寶」を黙殺することは、ご紹介し

た同封の超一流の雲上人を黙殺することであります。

二流の盲目が超一流を黙殺する、真昼の蜃気楼で呆れてモノが言えません。

原因は神噐・太極「寶」の及ぶ学問領域が余りにも広範で、行政と同じ、縦割り学問で

は手が届かず、たとえ歴史部門で納得しても肝心の陶磁器の眼力が無い、またその逆も

起因しております。

しかし一番の原因は、 火の粉を被ること、責任を負う事、何より現在の地位、名声を

失う危険を冒したくない!それが根底にあります。

怠惰・責任転換・思い上がりによる社保庁・検察庁そしてこの神噐「寶」に対する文化

庁の対応を見るにつけ、私には機能不全の徳川末期政権に映ります。

さて、長官は外務省参事官など日本の国益に関わる外務畑を歴任されて来られました。

詳細は同封書状また、各資料にて概観願いますが、簡潔にご説明申し上げます。

同封写真の獅子印「寶」は中国文化の黄金期、開元〜天寶の30年の歳月を費やし製作

された、中国4000年の至宝であります。

神噐・太極「寶」制作を勅令したのは、長恨歌で名高い楊貴妃の夫、玄宗皇帝で、完成

なって「天寶」と瑞祥改元したのであります。

「天寶」年間の“安史の乱”に神噐「寶」は奪われ約1300年間、全ては歴史の闇で

ありました。

陶磁器蒐集が高じてはからずも踏み込んだ歴史の大海原でありました。

今日台湾・北京の両故宮博物院の膨大な美術工芸品もこの神噐・太極「寶」の一点の価

値に及ばない、まさに世界ナンバーワンの至宝であります。

この獅子印「寶」の印面の九文字には中国道教の奥義、隠形術で“太極宇宙”が天隠さ

れてありました。

まさに驚天動地、驚愕の神秘でありました。

太極の奇跡の韻文、九文字を考案したのは唐代道教の大宗師・司馬承禎によるものです。


門外漢の長官に獅子印「寶」に秘められた想像を絶する“太極の神知”を詳しく説明す

るにはとても紙面が足りませんが兎に角、神噐・太極「寶」は、中国道教の道理・法理・

叡智の“結晶体”であります。

神噐・太極「寶」は、日本の伊勢神宮の”御神体”と天皇家の”三種の神噐”が“合体

した”と同じ、未曾有の神噐であります。


この神噐・「寶」の印面太極の文言の「太」は無限大宇宙で「極」は極小の原子核で、そ

れが一つになったのが太極宇宙であります

イギリスの天才物理学者・ホーキング博士が提唱する現代宇宙理論のまさに質量無限大

ビック・バンであります。

韓国の国旗は太極旗です。

私は、10年前この神噐・太極「寶」を解明した時、既にこの事を知覚しておりました。

門外漢の長官には、当然、俄かには信じられないのも致し方ありません。

しかしながらこれは夢・幻ではありません。

獅子印の印台には空洞が無く、寸法47×70×70mmの1ミリの誤差の無い自然火

力で焼成した陶磁器は私の知る限り世界中に一点もありません。

即ち“焼成不可能”なのであります。

もし古来の焼成法で万一奇跡的に再現なったと仮定した場合、日本の国土から焼成の燃

料となる樹木が消失する恐れがあります。

またそれに要する総経費はアメリカNASAのアポロ計画に匹敵すると言ったら長官は

信じられるでしょうか???!!!!!

日本国内公的機関二ケ所が99、99%焼物と判定した「寶」を故宮博物院が“自然石”

と鑑定したのです。

また日本を代表する陶磁器専門の古美術商が焼成不可能と断言した「寶」です。

現在、行政刷新会議で文化部門の仕分け作業も行なわれております。

私は前長官お二人に日本は「政治」「経済」に加え「文化」の“危機管理も体を成して

いないと訴えて参りました。

今、社保庁・検察庁に加え文化庁そのものも存在意義が問われていると言ったら言いす

ぎでしょうか?!。

斉藤孝正主任調査官に宛てた最終書状にて、当方の胸中をご賢察願います。

門外漢でしかも文化行政に心を砕いておられる長官に、歴史的難題をお届けし申し訳な

く存じます。

果てしない果てしない道を歩んで参りました。

末尾に記載の「寶」のHPには、解明「寶」本、そして私の20年の軌跡全てが載り、

既に日本国内はもとより世界に発信致しております。

斉藤主任調査官より「寶」本、また報告は届いているかと存知ますので、重複を避け同

封資料は最小限と致し、文化庁への書状手順も一部変更致しました。

以上近藤長官の歴史的ご英断を“一刻千秋”の思いでお待ち申しております。

身の程も弁えぬ高言、不調法・非礼の段々世紀の「寶」解明発掘に免じ平に平にご容赦

願います。

ご健勝を北陸の地にて衷心よりお祈り申しております。

                                                                 敬白

           平成221024
同封             

青木長官最終「訴状」

斉藤孝正最終書状

アドレスカード

「寶」の写真

故草柳大蔵返書

藤井善三郎返書

故・吉野裕子博士

故・上杉千郷理事長

中国故宮鑑定書

 

HPアドレス

http://www.taikyoku-takara.com