NHK会長殿　　ＮＨＫ副会長殿

経営委員会委員長殿　　委員長職務代行役殿

拝啓

ＮＨＫを代表される各位に世界の至宝、神器・太極「寶」（た

から）発見をお伝え申し上げます。

愚生は１１年前、当時の経営委員会の座長であった故草柳大蔵

先生から至宝発見に対する身に余る玉稿（同封）を賜った者で

御座います。

故草柳先生は、各界を問わず知る人ぞ知る日本の知性を代表す

るお方でした。

先生は中国道教の導引術を体得され、中国歴史研究では並みの

神器・太極「寶」

大学の先生など及びもつかぬ域で、陶磁器の慧眼は日本屈指と噂され、道教でいう正に

真人のお方でありました。

書状にありますように、「寶」本を評し『歴史の重みがひしひしと伝わり』『まるで

異世界の貴品を見る思いが致します』と絶賛され、さらに将来のテレビ番組制作にあた

っては『貴意の如く取材はイロハのイから始まる事になると存じます』と全てを“喝破”

なされました。

そして、草柳先生のお指図通り（富山国体の後）当時の富山支局長と支局長室で「寶」

を前に１時間以上歓談致し、支局長は東京本局に事案を届ける事を快諾されました。

その後、家業再建と健康問題、さらに私事に忙殺され一旦休止を余儀なくされました。

その後支局長、草柳先生の訃報もあり、更なる道を歩む事となりました。

各位におかれましては門外漢かと存じますので、御説明させて戴きます。

写真の獅子陶印「寶」は中国４０００年文化の黄金期、唐代、唐朝の神器で、あの楊貴

妃の夫で有名な玄宗皇帝の勅令で３０年の歳月を費やし、延べ人員何千万人を動員し焼

成なった、未曾有の神器（陶磁器）です。

神器・太極「寶」の発見はドイツのシュリーマンのトロイアの遺跡発見に匹敵する、漢

文化圏における世紀の発見と自負致しております。

唐代玄宗皇帝即位が決定した「太極」の翌年は「開元」で３０年を費やし完成なって年

号を「天寶」と命名したのであります。

この手のひらに載る陶磁器一個の焼成に２７年、印面「太極」の九文字を刻むのに３年

を要したのであります。

もし神器・太極「寶」を世界中の陶工が日本に集結して、再現を試みるなら、それは不

可能世界への挑戦となり、奇跡的に再現なったと仮定した場合、日本の国土から焼成燃

料の樹木は消え、その総経費はアメリカＮＡＳＡのアポロ計画の総予算を上回ると断言

したら、委員長は信じられるでしょうか！？

何故焼成不可能かは紙面の関係上割愛しますが、とにかく日本を代表する幾人もの陶磁

研究家が『焼成不可能』と“断言”した陶磁器です。

同封資料の通り、日中を代表する博士が驚愕し、深い理解と支持を賜った獅子陶印「寶」

です。

当時の陳健駐日大使の指示により、故宮博物院から公式鑑定書（２０００年１２月日付）

が届いた事実だけでも、その事態の深刻かつ重大性を御賢察ください。

指折る先生の支持を支えに、日本を代表する個々の歴史学者・博物館・陶磁器研究機関、

約７０名に真偽・是非を問い正して参りましたが、殆どの先生が沈黙背走です。

個々の諸先生を踏破した後、日本の中国史研究学会■①『日本道教學會』■②『財團法

人・東方學會』■③『日本中国學會』■④『日本中国関係学会』を同封資料の通り、完

全沈黙の中で無条件降伏であります。

歴史■『四學會』を完全撃破した後、三代の文化庁長官、更に文部科学大臣各位に「訴

状」をお届けしました。

その結果、日本の最高峰●⑤『東洋陶磁学会』の竹内順一常任委員長が文化庁の要請を

受け、本年２月２６日官費で来氷され「寶」を直に手に取り（同封写真）検分されまし

た。

検分結論

①　★印台４７×７０×７０ｍｍで空洞の無い方形の焼き物は世界中に一点も無い事。

②　★焼成は不可能であろう事。

③ 　★勿論中国陶磁器（過去に学会名誉顧問が唐白磁の特徴が見れるとの見解）

であります。

竹内委員長は学会の、しかるべく美術館に納める事と、後任の委員長にその事を確実に

引き継ぐ事を確約され、帰京なされました。

これは日本最高学会の公式鑑定で、これにて陶磁器の検証作業は終了し、異論反論ゼロ

の歴史■①②③④の『四学会』と合わせ神器・太極「寶」の歴史的検証作業は完璧に終

えたのであります。

まさに中国文化の黄金期、唐代の歴史を根底から塗り替える事態となったので御座いま

す。

その鑑定１３日後、東北震災が発生し、事態の一定の沈静を８月末迄と予測し、竹内委

員長に即刻一時休止を申し入れました。

そして愚生の予測通り８月末日、野田新政権を確認し、９月１日より即刻行動を開始し

た次第であります。

重ねて同封資料に目を通し、愚生の軌跡と未曾有の事態を御賢察願います。

何千年に及ぶ世界の陶磁器の金字塔、空前絶後の発見であります。

印面、「太極」奇跡の文言を鎮護する伝説の獅子「白澤」は東南アジア全域に伝播した獅

子文化の原点で、その伝播面域は“万里の長城”を凌駕いたします。

この未曾有の神器・太極「寶」の至宝の前には、北京・台湾、両故宮博物院の数多の国

宝も、比較外です。

神託「太極」韻文

伝説の獅子「白澤」が鎮護する「寶」の印面には、未来の超

スーパー・コンピューターでも解析と創造不可能な“太極”

奇跡の九文字が刻してありました。

その「太極」奇跡の九文字を考案した天才宗師は唐代道教茅

山派「司馬承禎」で、愚生のペンネームはそれに肖るもので

す。

韓国の国旗は“太極旗”です。

「太極」の「太」は無限大「極」は極小で「太」と「極」一体の混沌宇宙とはイギリス

のホーキング博士が提唱する現代宇宙理論、質量無限大のビック・バーンです。

即ち、東電原発事故の原子炉など比較にもならない、宇宙創世時の超原子炉であります。

玄宗皇帝が即位した「開元」の前年は「太極」の年号で、３０年を費やし「寶」の完成

を祝した年号が、歴史に名高い「天寶」です。

中国皇帝文化史に燦然と輝くこの「太極」と「天寶」、二つの年号に秘められた歴史の真

相を究明した書物は“皆無”であります。

神器・太極「寶」の発見により、唐代史・陶磁史・道教史・印章学・獅子文化・唐代漢

字学、皇帝文化その他、過去の研究書物の根本的書き直し、補足・訂正・削除に迫られ

ており、日本最大の『大漢和辞典』もその例外ではありません。

また、神器・太極「寶」の出現により中国・台湾の小・中・高・大学の社会・美術の教

科書も廃棄改正は不可避です。

勿論、中国歴史研究書物は日本のみならず世界中です。

まさに、過去の研究書物が、東北大地震同様、瓦礫の山と化しました。

ＮＨＫにおかれましても過去巨費を投じたＮＨＫスペシャル『故宮の至宝』（１９９７年

３回放送）『故宮・至宝が語る中華５０００年』（１９９６年第１集～１２集）の制作番

組があります。

また「寶」の唐代は「杜甫」「李白」が活躍した時代で詩聖二人の「漢詩紀行」の当該漢

詩は勿論、さらにスペシャル番組「大黄河」「シルクロード」などの時代背景の解説にも

深刻かつ重大な影響を及ぼす、未曾有の神器・太極「寶」であります。

勿論今後の中国スペシャル番組制作に避けては通れない漢文化の金字塔であります。

ＮＨＫは天下の公器であり、画竜点睛を欠く番組は作れません！

愚生は「寶本」刊行後の過去１３年間、政府はじめ衆参国会議員の諸先生・また各界各

位に、日本は「政治」「経済」に加え「文化」の危機管理も体を成していないと、３００

通以上の「訴状」にて声を限りに叫んで参りました。

同封資料の通り、文化庁長官・文部科学大臣・副大臣・政府閣僚に順次『寶』の次第を

御報告致しております。

この書状は会長・副会長・委員長・委員長代行、各位にお届け致しました。

１０月に入りましたら、新聞各社・民間テレビ放送各社・出版各社・あらゆるマスコミ

各社に発信する予定です。

そのような次第でＮＨＫにおかれましても所轄の省庁と綿密なる協議の上、早急なる対

応をお待ち申す次第であります。

鑑定と震災は１３日の僅差で、「寶」の２１年の旅路からは一瞬で、まさに震災の原発事

故同様、危機管理を喪失した現代日本に、神器・太極「寶」が降臨（メルトダウン）し

たと感得致しております。

神器・太極「寶」は世界遺産に叶う世界ナンバーワンの至宝であると同時に

に対する文化の戦略核でもあります。

未曾有の国難に日本国の「威信」と「国運」を懸けた、神器・太極「寶」を『東洋陶磁

学会』を通して日本政府に無償で寄贈を約しておりますが、中国のみならず東南アジア

全体を睨んだ最高度の政治的取り扱いが求められます！！！

ＮＨＫは勿論、全マスコミ挙げて世界に発信するなら、出版業界は勿論、未曾有の経済

効果が生まれると確信する次第です。

神器・太極「寶」を東北被災者は勿論、国難に直面する、日本国の希望の「寶」になら

んことを深く祈念するものです。

同封はダイジェスト版で、新旧「寶」本、そして過去２１年間の軌跡すべて末尾記載の

ＨＰアドレスにて世界に発信しております。

視聴者の一人として、ＮＨＫの御一報を“一刻千秋”の思いでお待ち申しております。

以上、乱文と、不作法・身の程も弁えぬ高言、世紀の「寶」発見に鑑み平にご容赦願う

次第であります。　　　　　　　　　　　　　　　　

敬白

平成２３年９月１７日

同封

★東洋陶磁学会資料と検分写真

★歴史四学会・配達証明その他

●「寶」ダイジェスト版

「寶」ＨＰアドレス　http://www.taikyoku-takara.com