人間この未知なるもの著者アレキシス・カレル


「寶」解明を終え、現在私が

感じている事を著書の中で、

ものの見事に指摘している!

カレルはノーベル賞受賞博士である!

紹介しておこう!

第2章「人間の科学」で“視野の狭い専門家ほど

危険なものはない”とあり!

さらに“分析は総合してはじめて大きな力をもつ“

とある!

 

今日科学の仕事に携わっている人は多いが、真の科学者は殆んどいないのである!

この奇妙な状態は、高い知的業績をあげられる人が少ないから生じたのではない!

総合するのには、発見と同じように、並外れた知力と生理的耐久力が

必要である。

広くて強靭な精神は、正確で狭い精神より遥かに稀なのである。

立派な科学者、立派な物理学者、立派な生理学者、立派な心理学者、

立派な社会学者になるのは易しい!

それに反して、いくつかの異なった分野の科学知識を身につけ、それを使いこなす人は殆

んどいない。しかしいることはいるのである!

一般的に言えば、取るに足らない細部を、長い年月をかけて研究する科学者が優遇されて

きた!

あまり重要でない独創的な仕事が、その科学全体について精通することより価値があると

考えられている。

大學の総長やその顧問たちは、総合力が分析力と同じように必要で

あることに気がついていない!

注、上記枠内「科学」を「中国研究」に置き換えられたし!!

◎その通り!である!

     まさに「寶」解明は中国5000年の神秘、太極宇宙その具現の神器「寶」の解明であった!

     『寶』解明には、

@唐代史A道教史B道教方術C方位と風水D道教絵画E陶磁史

F陶磁器の科学G陶磁器審美の世界H中国古銭史I中国書道史

J皇帝文化K獅子文化L渡来文化M漢字学N漢数術O中国民俗学

P漢詩の世界Q中国神話伝説R印章史S篆刻の世界21易学

22陰陽五行思想23中国古代宇宙観と現代宇宙理論24中国考古学通観

25中国史大観、以上すべてを総合検証し、大観・透視・統合しなければ

ならなかった!

 

       上記の半分12の分野を研究する相当な中国研究専門家でも、『寶』解明は無理であったろう!

  ●    日本道教学会にこれだけ問いかけアクセスしても、何一つ異論反論なし、いや

      出来ないのである!

   ●    カレルは言う「群盲象を撫でる」

 
     門外漢であり権威と肩書き重視のマスコミではなおさらである!

  「寶」は気の遠くなるほど凄かった!道教学会の諸先生方、お望みなら何時でも公開の

    席に応じる!

まさに、中国5000年の至宝、世界の至宝
空前絶後の神器・太極「寶」である!
                                  

                    平成17年4月24日


   

 人間-この未知なるもの 

Man, the unknown

  

                      

アレキシス・カレル(Alexis Carrel)

 アレキシス・カレル(1873〜1944)は、フランス、リヨン生まれの医師です。組織培養法を発見し、血管縫合術、臓器移植法を考案して現代医学の礎を築き、ノーベル生理学・医学賞をうけました。

 カレルはディジョン及びリヨンの大学に学び、リヨン大学で医学の学位を取得し、その研究のスタートをきりました。
 1902年、カレルは巡礼団付き添い医師として、聖地ルルドに向かいます。そこで重症の結核性腹膜炎の少女、マリ・バイイが聖水を浴びたことで、急速にその症状が回復する、「説明できぬ快癒」を目の当たりにします。
 この「ルルドの奇跡」の事例をリヨンの医学会で発表しましたが,医師仲間からは非科学者とそしられてしまいます。このことで、フランスでの活動の道が閉ざされてしまったと考えたカレルは、1904年故国を離れ渡米します。
 新天地アメリカで、彼の才能はフレクスナー(赤痢菌の分離や脳脊髄膜炎の治療血清を発展させた細菌学・病理学者)の目にとまり、ニューヨークにあるロックフェラー医学研究所にスタッフとして招かれました。そして次々と大きな業績をあげ、1912年にノーベル賞を受賞します。
 「人間-この未知なるもの」は1935年に、最初にフランス語で、続いて英語で出版されました。この本はただちにベストセラーとなり、世界中の人に読まれるようになりました。