日本道教学会会長・および会員各位殿
前略
先般7月14日お送り致しました「寶」本2冊では、学会役員の方に回し読みするのに
時間がかかると考え、役員の方々何名か分かりませんが一応15冊お送り致します。
同封の「寶」本は、先にお送りした仮本に今一度、全般的に手を加えた急ぎ製本した最
終仮本です。
未だ誤字脱字が散見し、恥ずかしい限りですがお納めください。
学会の都合、また諸先生各位、研究その他でお忙しいとは存じますが、歴史的「寶」
に鑑み、今一度期限を切って、来月10月20日までに、御回答願いたく、お送り致しま
した。
既にお伝えした通り、この獅子の印章は中国の焼き物でしかも現代では、現実的に焼成
不可能な陶磁器です。
この事は大阪市立美術館館長が焼成不可能と断言なされた焼き物です。
世界美術全集隋唐篇に記されてある通り、唐代白磁と宋代白磁は全く同じで、京都藤井
有鄰館は宋代までは間違いなく請負ますと明言なされた焼き物です。
出光美術館・長谷部楽爾館長は唐宋いずれの時代の特徴も僅かながらみれると言われた
焼き物です。
「寶」本の内容通り、解明の90%は、学会のご専門分野ばかりです。
重ねて、唐代史および道教史、道教方術、易・陰陽五行、その他からの照射考証で「寶」
が唐代・玄宗皇帝の神噐と確定致します。
昨年9月5日より各界の方々130名余に発送を開始してから早、1年が経過致しました。
貴学会が当方の要請を公式に受理戴いて2ヶ月が経ちました。
お伝えしてありますインターネットDAIKAN「大和」上でも結構であります。
無作法と不調法、非礼の段々、歴史を覆す末曾有の神噐・太極「寶」発見に鑑み平にご容赦願います。
日本道教学会の“公式回答”を重ねて要請するものです。
会長はじめ会員各位にご健勝をお祈り致しております。
草々
平成12年9月20日