文化庁・斉藤孝正主任調査官殿
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主任文化財調査官 斉藤孝正 様 平成22年5月19日 |
冠省
連休も終わり、新緑が目に沁みる季節となりました。
さて広野民主党副幹事長に足を運んで戴いた後、最初に貴台に書状を差し上げたのは本
年3月16日付けの広野先生の伝言要旨の確認状で御座いました。
第2回目が4月3日付けで御座います。
第1回目の書状日から、今日で二ヶ月が過ぎました。
玉井日出夫長官に最初に「訴状」を差し上げましたのは本年の1月9日付けで御座いま
す。
2度目が4月8日付けで御座います。
玉井長官に「訴状」をお届けしてから既に5ケ月が過ぎました。
前任の青木保長官に昨年1年を費やし三度「訴状」を差し上げたのは御存知の通りです。
文化庁へは約1年6ケ月を費やし、この書状を入れて計8通、応答ゼロであります。
約10年、個々の諸先生何十名、関係学会を全て踏破し、その上て文化庁の門を叩い
ております。
周到に段階を踏んで参りましたのは、ひとえに漢文化の歴史を根底から覆す、未曾有の
神噐・太極「寶」の為で御座います。
しかるに、文化庁より今日現在、御返書を一通も戴いておりません!。
前回の貴台に宛てた書状で当方の要望は粗方お伝え致しました。
さて同封の封書は貴台が常任委員である「東洋陶磁学会」常任委員会で陶印「寶」を御
審議願いたく再度の申し入れ状であります。
お手数ではありますが、貴台より新任の竹内順一常任委員長にお渡し願います。
改めて、東洋陶磁学会の崇高な設立趣意は以下であります。
この日本における東洋陶磁の鑑賞と研究の、長い伝統を受け継いで、日本国内はもとより、広く
世界の愛好家・研究者との交流を深めながら、調査・研究のいっそうの拡大と成長をはかり、ひい
ては日本における学術・文化の向上発展に寄与することをめざして、1973年7月、この会が設立
されました。
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既にお伝えした通り、中国大使館の指示により中国故宮博物院が鑑定した自然石と日本
の公的機関2ケ所が99、99%焼物との判定とは、真っ向反対の結果です。
しかも、漢文化の歴史を塗り替えるか否かの、歴史的判定であります。
その歴史的判定に、日本の陶磁器部門の最高学会である「東洋陶磁学会」は、上記の崇
高な設立の趣意に照らしても、真正面から応える責務があろうかと存じます。
同封の通り、平成20年8月20日付けの「東洋陶磁学会」の返書の断りの文言は以下
であります。
要旨は
当学会として、調査および研究対象として取り上げることは困難との結論に達しました。
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重ねて『設立趣意』には、調査・研究のいっそうの拡大・・学術文化の向上発展に寄与・・・
伝々です。
如何なる理由にて困難なのか、具体的理由も説明なく、このような真意不明の文言では、
拙者でなくとも万人が首を傾げ、同意しかねる返書です。
この歴史的「寶」の重大性と17年の歳月を考えるに、貴台が私の立場ならハイ左様で
すかと了解できるでしょうか?!。
門外漢の田舎者を黙視されるのは致し方ないとしても、それは「寶」を深く支持戴いた、
故草柳大蔵先生、故吉野裕子博士、黒川総三先生他、至高の先生方を黙殺する事と存じ
るが如何であろうか!?。
私が「寶」解明に向かった発端は獅子陶印の威厳に満ちた神秘的魅力に魅かれたからで
あります。
神噐・太極「寶」の陶磁器は現実に存在する訳であります。
陶磁器に暗い歴史部門の諸先生に最終結論を迫っても酷なことは明らかです。
また私が確信的に推理した唐白磁の窯場の歴史的課題も「東洋陶磁学会」の喫緊の命題
であります。
世界遺産とも云うべき「寶」の最終判定は各歴史学会より、東洋陶磁学会が主導的役割
を担って最終的判断を下すのが正道であり、学会の責務と存知ます。
文化庁には審議会および分科会があります。
以上を踏まえ、東洋陶磁学会を中心とした特別審議会または特別分科会の開催を要望す
るものです。
貴台より、玉井文化庁長官に奏上願います。
拙者として、特別審議会の構成には是非とも、日本側から京都藤井有隣館・藤井善三郎
元館長・秋田大学・石川三佐男教授、東洋陶磁学会名誉顧問・長谷部楽爾先生・中国側
からは、法政大学王敏女史・アジア経済文化研究所・劉京宰博士を加えて戴くことを希
望致しております。
各位は日中を代表する白眉の方々です。
最期に、関連各学会のHPには、学術予算に関する行政刷新会議への意見表明が載って
おります。
その要望加盟学会の中に同封の通り★@「東洋陶磁学会」はじめ★A「日本道教学会」
★B「日本中国学会」の学会名が載っております。
★ @は左様の次第で、★Aは8度★Bには4度、配達証明で「寶」の是非を問いまし
★ たが“梨の礫”であります。
私が「寶」をお届けした他の学会も同様と存じます。
私は、血税を納める国民の一人であります。
・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
真昼の蜃気楼に、投げかける、言葉を持ち合わせません。
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苦節17年です。足踏みも、後戻りも、妥協も皆無であります。
獅子印・太極「寶」は、唐朝が総力を挙げ創造した神器で、完全無欠、完璧であります。
世界遺産とも云うべき世界の至宝と確信致しております。
私として、台湾、中国での確認は避けたい一念であります。
後世、この漢文化の歴史を塗り替える神噐・太極「寶」が、我が日本で確認されること
が、政治的にも文化的にも計り知れない意義を持つものと確信して致しております。
神噐・太極「寶」の次第はHPにて世界に発信されております。
巷は10年連続、自殺者が3万人以上の阿鼻叫喚の世界です。
私も、三途の川辺を行軍致しております。
この蜃気楼に、暗澹たる思いを抱くのは私一人でありましょうか?!。
振り返れば拙者でなくとも、忍従にも、限界があろうかと存じます。
以上の次第で、貴台より玉井長官に「寶」の次第と、東洋陶磁学会に真正面より対応願
う旨の、書状を御託け致します。
尚、対応戴いた課長補佐井上敏昭氏の分も合わせ拙著「寶」本二冊と未製本の改訂「寶」
本二冊を同封致します。
製本の「寶」本は、拙者の力量不足により難解で、未製本の改訂「寶」本を御奨め致し
ます。
その改訂本には、私が確信的に推測した唐白磁の窯場「龍興」への道理を展開してあり
ますので一読願います。
以上、愚生の身の程も弁えぬ非礼の段々、未曾有の神噐・太極「寶」解明に鑑み、平に
お許し願う次第であります。
行政刷新会議などの対応等々、多忙を極めるとは存じますが、今回は期限を切らせて戴
きます。
一ヶ月後の6月20日まで、文書による確かな御返書をお待ち申しております。
不乙
平成22年5月17日
同封、「寶」本 二冊
未製本・改訂「寶」本 二冊
「東洋陶磁学会」申し入れ書状(同封「寶」本・HPアドレスカード3枚)
仕分け委員会名簿録
HPアドレス・カード2枚
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