斉藤孝正主任調査官殿
冠省 苦節20年の最終段階です。 そして漢文化の歴史を覆す、世界遺産と 先般8月3日付けの貴台からの返書に、 さて愚生は平成19年〜20年、約1年 「日本中国学会」「東方学会」に歴史の |
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平成22年8月16日 文化庁文化財部美術芸術学芸課 文化財保護調査官 齋藤 孝正 様 |
その上で、「東洋陶磁学会」に平成20年2月より8ケ月を費やし門を叩いたのでありま
す。
そして学会から平成20年8月20日、正式に「寶」を取り上げない旨の断りの書状が
届けられました。
そして個人と断って、伊藤郁太郎常任委員長が重富学芸員女史を同席して「寶」を拝見
致したのであります。
真摯に対応戴いた伊藤先生の結果は既にお伝えした通りで御座います。
即ち、歴史部門の各学会も東洋陶磁学会も事実上終えているのであります。
その上で文化庁前青木保長官、に三度、現玉井長官に二度「訴状」をお届けしているの
であります。
そして玉井長官への三度目の最終「訴状」を留保して広野先生に文化庁へ足を運んで戴
いたのでございます。
貴台の書状には★@「文化庁は学会等の学術の成果を見守る立場・・・」伝々とありま
す。
私は、足掛け10年を費やし学会その他の保守、怠惰、怠慢による、見るべき成果が得
られない結果を踏まえ、文化庁に問うているのであります。
また、貴台の内容には、★A東洋陶磁学会の申し入れの住所が載っておりました。
これは明らかに、現状を「東洋陶磁学会」に差し戻し、改めて当方から申し入れて下さ
いとの明らかな示唆が含まれております。
文化庁から所轄の学会の竹内順一常任委員長に対応を要請した訳であります。
今度は学会竹内委員長から、当方に具体的にどのように対処、対応するか、正式書簡を
届けるのが、ものの順序であり道理と心得るがいかがであろうか?!
各学会へは我々の血税が助成されている筈であります。
当方は恐慌状態の地方経済にあって日々死中に身を晒す、零細事業主であります。
過去の各学会、文化庁への働きかけに、身を削るどれ程の時間とエネルギーを消耗して
いるか、貴台はじめ学会各位には到底お分かりにはならないであろう?!
また何より私に対してでは無い、「寶」を深く支持戴いた、故草柳大蔵先生、故吉野裕子
博士、故上杉千郷狛犬博物館館長各位の雲上の方々に対しても、不遜であると心得る。
最早「東洋陶磁学会」から当方に具体的対応を提示するのが、順当かつ道理と心得る。
「寶」は中国道教の法理、道理の集積体、完全無欠の完璧であります。
私は神噐「寶」は現下の道理の喪失した、そのような日本に必然として降臨したと感得
致しております。
いらぬことに触れましたが、頭脳明晰な貴台である、以上を踏まえ竹内常任委員長に当
方への具体的かつ速やかなる対応を8月31日まで確実に取る様、指示願うものです。
学会の対応が不十分、緩慢かつお茶を濁すような対応であった場合、貴台ならびに文化
庁の適宜、適切なる指導を事前に申し入れ致しておきます。
勿論玉井日出夫長官にも、事の次第をリアルタイムでご報告願います。
「寶」の問題は、文化的国益に関わる今世紀最大の重大事であります。
「研究成果を見守る立場」などの、傍観者的スタンスなど、蜃気楼!!歴史に対する大
罪であります。
貴台は文化庁主任調査官であり、東洋陶磁学会常任委員であり、歴史に対し二重の責任
を負っているのであります。
陶磁学会は勿論、所轄の各学会に対し、積極的役割を果たすのが貴台の使命と存じます
果てしない忍従の上の、杞憂です。
以上、8月31日まで、学会のご返答をお待ち致しますので、貴台より当方の要諦を竹
内常任委員長にしかとお伝え願います。
盛夏の折、一入のご活躍をご祈念申し上げます。
敬白
平成22年8月13日