大気圏を脱し、ここまで『訴状』『添え文』そして『寶年表』『玄宗皇帝』と「大和」は何とか順調に航行いたしております。
『訴状』『添え文』その他で私の目指す道、そして現在の「寶」の現状を、かなりお分かり戴けたと存じます。
いずれ「大和」の長い航海の合間に、さらに色々な私の心情、そして、「寶」を取り巻く周辺事態の展開その他を、搭乗者の皆さんに、アナウンスする事も有ろうと存じます。
混迷と混沌する世紀末に何故「寶」が降臨したのか、この突き付けられた命題は私のみならず、皆様にとっても重大な問題と考えます。
突貫工事をしている合間も、窓の外は大恐慌です。
その様な、思いは一時も私の休息を許してはくれません。
神噐の印面に印された印文は「天書」
この事だけは、今後も皆様の頭の隅に入れておいて下さい。
さて、今日ここまで辿り着くまで、私に二つの悩みがありました。
一つは、中国行った事が無い事、そして今一つは陶磁器を実際に自分の手で焼き上げた経験が無い事です。
知識だけで、どれだけ多弁に解説しても、経験の無い人の話しには、実が無く生きた言葉がついて出ません。
何ごとも体験主義を標榜する私です。
この二つだけは時間との格闘で未だ果たされてはいません。
過去に窯元へ足を運んだり、焼き物教室を覗いたりしてはいるが、これだけは、ご了承願います。
その様な訳で、このコーナーは「大和」運行上『中国陶磁史』とタイトル致しましたが、ここは先学の諸先生各位に譲り、航行上に必要な事柄だけを、取り敢えず解説いたします。
何せ現在は突貫工事中で、この後も「大和」本体の各★惑星群は、駆け足となる可能性があります。
不十分な点は「寶」本をご購読戴ければと、願っております。
いずれにしても、漢大宇宙は膨脹をし続けます、時が与えられ▲閉鎖コーナーの扉を開き、宇宙の果てまでお話し出来る事を夢みております。
一応「寶」本には陶磁器からの照射を、持てる力と知識で出来る限り記した筈です。
実践なきとはゆえ、陶磁器に関する事も一般の方よりは負けないつもりです。それらの事は「寶」本にて、ご判断いただければ幸いです。
さて「寶」は陶磁器、焼き物です。
日本を代表する官と民の陶磁器研究家が何故、この「寶」を手にし“焼成不可能”と断言したのか〃。
すでに『訴状』でもお伝えし、この後の歴史のコーナーでも触れますが、たかだか高さ11p・重さ750gのこの陶磁器を焼き上げるのに、何故24年の歳月を費やしたのか?
1300年前の中国とはゆえ世界に冠たる中華です、今日で言うならアメリカと同じと考えても良い中華の国力です、その唐朝が何故この小さな焼き物に、国家財政の90%近くを、費やさねばならなかったのか?
「寶」本で私は、玄宗皇帝が勅令を発した「寶」制作計画は、ケネディーが、月へ人間を送り込む事を世界に宣言した“アポロ計画”と同じで、「寶」を現代の“アポロ”と命名し「寶」本を展開いたしました。
その様な私の、誇大妄想の様な途方もない解説にも、日本を代表する美術館関係者および陶磁器研究家が一切沈黙しだれ一人、未だ反論が無いのです。 この様な想像を絶する問いは、今は時間がありませんので「大和」本体の解説がひと段落いたしましたら▲A『奇跡と不可能』と題して解説いたします。
時間の関係上、今は閉鎖状態ですが、お急ぎの方は「寶」本をご購読ください。
断りますが、これはフィクションではありません。
拝見戴いた▲B京都藤井有鄰館・藤井善三郎館長が、“素晴らしい”を連発され、そして“紐・つまみの獅子だけでも“焼くのは無理だろうなー”と、呟かれ“絶賛”戴いた焼き物です。藤井有鄰館は中国美術工芸の収蔵で世界的にも有名な美術館で館長は、中国古印・中国陶磁器の研究に関して日本を代表する方のお一人です。
また直接手にはしておられませんが、NHKおよび民間放送三数十社の全国放送番組向上委員長・草柳大蔵様も“まるで異世界の貴品を見る思いです”と絶賛戴いた「寶」です。
この草柳大蔵様の返書は、まさに日本を代表する知性のお方のお一人と、感嘆した玉稿です。
暗澹たる世相下、まさに一条の光“世に人はいる”であります。
この▲草柳先生の玉書は、我が家の家宝となり、「寶」が世界で決定的認知を受けない限り、封印させて戴きます。
いずれにしても、現時点で、宣言致しておきます。
もし世界中の陶工が集結し、古来の自然窯の手法で、この「寶」と全く同じ焼き物を再現しようと試みるなら、それは不可能への挑戦であります。 しかし現実に、目の前に存在する訳ですから、確率0とは申しません。 しかし、もし再現なったとして、その焼成にかかる総経費はアメリカの月面着陸を果たしたアポロ11号計画を上回であろう。
断りますが、これは神噐・太極「寶」です。
中央、五文字は「太上老君勅」は五行の摂理です。
五行の五材「木火土金水」の一つは「木」です。
化石燃料の石炭・コークスを使用しては天の摂理に違反いたします。
勿論現代の様な電気窯は使用不許可です。
焼き物好きな方、陶磁器に関心のある一般の方は、唐代に焼かれた▲D『唐三彩』は良くご存じの筈です。
しかしご存じの様に唐三彩は陶器であり磁器ではありません。
そして唐代以前の焼き物は陶器です。
★『寶年表』をアクセス戴ければ、メイドイン・チヤイナと世界の通用語となった磁器は神噐「寶」が焼かれた時代と符合しています。
当時、生まれた磁器に”唐白磁”があります。
この▲E『唐白磁』は現代の書家の垂涎の的である「端渓の硯」と共に“天下に貴賤なく用いられた”と噂される程の磁器です。
しかし、それ程の歴史に残る磁器でありながら、世界中の陶磁器研究者が未だ窯跡が発見出来ず、産地を厳密に特定出来ないという。
中国に行った事の無い私が「寶」本の中で、▲F『天の理法』を駆使してその窯場を予言しています。
このような大胆な踏み込みは、後世その結果によっては、陶磁器関係者の面子も絡み、指弾を浴びる危険が伴う事は百も承知で、私はそれでも確信的に問題を提起いたしております。
まさに▲歴史的問題提起の筈です。
それらの事もいづれ歴史が証明してくれ筈である。
そして、唐代以前の陶器に取って変わり新素材「磁器」に移行する“技術革新”の決定的役割を果たした原動力がこの「寶」制作の“勅令”と断言いたております。
即ち、この神噐「寶」こそ、世界に冠たるメイドイン・チャイナの金字塔です。
以後の中国は言うに及ばず漢文化圏すべての▲磁器の原点なのです。
この陶磁器部門からの照射・解明・立証だけでも世界の陶磁器関係者に突き付けた、衝撃的一大事の筈です。
この「大和」の全ての航海が終わる頃、これらの事は世界陶磁史に特筆される筈である。
このホームページ「大和」は、漢文化の黄金期・唐代の、これまでの歴史観を覆す歴史への挑戦旅行です。
貴方は、間違いなく、20世紀最大の発見、歴史の生き証人となる筈です。 以上このコーナーは『中国陶磁史』とはなりませんでしたが
、とにかく今は時間との戦いてす、先へ急ぐ事といたします。
平成12年4月26日
なお、私はこの宇宙船「大和」命名を『大漢和辞典』に因んだ事をお知らせ致しました。
しかし私の息子も大ファンであったアニメの『宇宙戦艦大和』と混同されたり著作権法に触れる?かどうか分かりませんので、私はこの獅子をアメリカのアポロ11号に因み“アポロ”と命名し、「大和」そのものを「アポロ」と同義語として今後は航行いたします。
「寶」本も、同時、併用運行致しております。
勿論「大和」の艦船マークは獅子アポロです。
この「大和」であり「アポロ」は、日中友好と漢文化圏の“希望の艦船”として“太極圏”を目指しております。
この事を東南アジアの全ての人々に、ご理解願うものです。
平成12年4月27日
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